時系列の比較

Analytical Designer では、複雑な MAQL 構文を使用せずにデータを分析する際に、時系列比較用の日付フィルターを使用できます。

テーブル縦棒グラフ棒グラフ線グラフヘッドライン のデータを比較可能です。

比較タイプ

以下とデータを比較可能です:

  • 前期同期間 例えば、2018 年 3 月のデータを表示し、2017 年 3 月のデータと比較可能です。

  • 前期間 例えば、3 月 21~30 日のデータをフィルタリングして前期間比較を適用すると、Analytical Designer は前期間となる 3 月 11~20 日のデータを表示してくれます。

比較の適用

手順:

  1. Analytical Designer で、フィルター バーに 日付 を追加してください。 

  2. 日付 フィルターをクリックします。

  3. 次の期間と比較: のドロップダウンリストで、前年同期前期間 を選択します。 

  4. 適用ドロップダウンリストで、比較する項目を選択し、適用をクリックします。

仕組み

メトリックセクションの全項目は、右上隅に動的シーケンスラベルが表示されています。

シーケンスラベルは浮動型です。 つまり、1つ目の項目のラベルは常にM1、2つ目の項目のラベルはM2…のようになります。 項目を並べ替えると、それに応じてラベルも動的に変わります。

比較を適用すると、Analytical Designer がメトリックセクションに新しい項目を作成します。

これらの項目は元の項目から派生します:

  • これらの項目は、元の項目の上に配置されます。 ドラッグ&ドロップで並べ替えます。

  • これらの情報には、派生元のファクト / メトリック / 属性が含まれています。 

  • これら項目名には 前年同期 または 前期間 が追加されます。 名前をクリックして変更します。  詳細は メトリック名の変更 をご覧ください。 

  • 元のアイテムと同じ書式設定とフィルターが適用されます。

  • 元のファクト / メトリック / 属性を削除すると、派生項目も削除されます。

  • 派生した測定値を削除しても、元の項目には影響しません。

  • 属性フィルタや日付フィルターを派生項目に追加することはできません。

 

FAQ

比較を適用するときに「サポートされているメトリックのみを表示」が表示されるのはなぜですか。

日付フィルターが指定されている項目は比較できません。 Analytical Designer は当メッセージを比較ダイアログに表示します。

日付フィルターに関する詳細は、メトリックを日付でフィルターする をご覧ください。

Analytical Designer での週のカウント方法

Analytical Designer は、ISO 8601 週ベースのカレンダーに従って週数をカウントします。第 1 週は常に第 1 木曜日のある週です。

データを前年の同期間と比較した場合、週は別の日付になる場合があります。

以下に例を示します。

週番号20192020
第 1 週2018 年 12 月 31 日から 2019 年 1 月 4 日2019 年 12 月 31 日から 2020 年 1 月 5 日
第 25 週6 月 17 日から 6 月 23 日6 月 15 日から 6 月 21 日

一部のインサイトに比較を適用できないのはなぜですか?

  • 一部の種類のインサイトでは比較ができません。 比較する際は、別のインサイトタイプに切り替えてください。
  • Analytical Designer で既に作成されている項目から作成されたメトリックは比較できません。 詳細は インサイトでメトリックを作成 をご覧ください。
  • 日付フィルターのディメンションは、インサイト内の日付属性の 1 つと同じである必要があります。 詳細は テーブル をご覧ください。

時系列の比較を適用すると、「非対応の項目や属性が非表示になっています」が表示されるのはなぜですか?

以下のような状況において、Analytical Designer は当メッセージを表示します。

  1. インサイトに比較を適用し、比較に対応していない別のインサイトタイプへ切り替えた場合。
  2. 「積み上げ」や「セグメント」を内蔵したインサイトに比較を適用した場合。
  3. 2 つの項目を含むヘッドラインに比較を適用します。

前期間と一定日付間隔の組み合わせでの比較を使用

データを一定日付間隔と前期間の組み合わせで比較し、データを日付順に表示する場合は、 単位の精度を使用する必要があります。

前期間のデータは、オリジナル期間の実際の日数をベースに計算、表示されます。 たとえば、データを月単位でグループ化すると、データがより多くのグループに分散され、表示される細分性と一致しない場合があります。