テーブルデータを集約する
データ集約のオプションにアクセスするには、メトリックヘッダーをセカンダリクリックします。 テーブルの向きによって、メトリックヘッダーは列の上、または各行の左側に表示されます。
「集約」には、7つの型があります。
- 合計
- 平均
- 最小
- 最大
- ロールアップ
- 中央値
- 移動
「集約」は、所定の列/行の全データを集約する際に便利です。集約された値は、テーブルの新しい列/行に表示されます。
次の制限に注意してください。
- テーブル内のデータを集約し、かつ特定の属性でグループ化した場合、データのソート (いずれかの列の昇順/降順) はできません。ソートを行うと、グループ化が正しく機能しなくなります。
- テーブル内のデータを集約し、かつ特定の属性でソートした場合、特定の属性でデータをグループ化することはできません。グループ化を行っても、正しい値が返されません。
下の例では、テーブル (東海岸および西海岸地域を表わす) の各列の損失額の値を合計し、「損失」行という新しい列に表示することができます。
その結果、テーブルには、「損失」行に各列の合計が表示されます。 合計は、「損失」行のみに表示されています。これは、「損失」行をセカンダリクリックしたためです。
同じ手順により、他の行の合計も「合計」列に表示できます。
これにより、合計獲得額を「合計」列に追加できます。
新しい型の集約 (所定の行のすべての値の「平均」など) を選択した場合、平均の新しい列が作成されます。
同様に、手動で一度に1つずつ集約した値は、個別に削除できます。 集約した値を削除するには、テーブルでその値を右クリックし、「[ヘッダー名]から削除」を選択します。
レポートで集約したデータは、現在の属性のうちの1つによりグループ化できます。
ロールアップ集約:
ロールアップ集約は、“スマート"な集約です。 平均値を表すメトリックを表示するテーブルの場合に有用です。 特に、ロールアップを使用すると、平均値の平均など、有用ではない集約を避けることができます。
下の例では、最後の列で、メトリックに応じて異なる集約を行っています。 1番目のローの(Amount) Wonメトリックでは、ロールアップにより、全地域のWonの合計額が表示されています。 (「合計」列と「ロールアップ」列が同額になっていることがわかります。)
しかし、2番目の行のAverage Wonのメトリックでは、この行の平均を取るのではなく (すでに平均は計算されているため)、Avg. Won Rollupは、元の基礎データ (Wonメトリックで集約される前に、地域属性で東海岸地域と西海岸地域に分けられていたデータ) の平均を計算します。 「平均」列の最後の行 (平均値の平均値) は、行ルアップの平均値 (元の基礎データの平均値) とは異なることがわかります。
累計:
累計とは、テーブルの方向に応じて、メトリックの行または列の横に表示される集計のことです。 次の例では、# of Activities メトリックヘッダーを 2 回クリックし、累計オプションを選択することで、累計列が追加されています。
新しい列に、# of Activitiesメトリックの累計が新しい列に表示されています。
複数の累計列を追加して、同じメトリック値のさまざまな累計を表示することができます。 前述の例では、# of Activitiesメトリック値に関係する移動平均、最小値、最大値をテーブルに追加できます。
累計行/列を削除するには、ヘッダーをセカンダリクリックし、「[メトリック名]から削除」を選択します。